ムカッディム教授


教授は謎が多い。教授の出身地はもちろん年齢、家族構成、趣味にいたるまで謎である。一つわかっていることは研究者として優秀だということだ。
教授は私が大学に入る三年前、訪日し、大学で教鞭をとった。大学では役に立つのかよくわからない発明品を開発して周囲を驚かせることを授業としていた。
私が今、研究していることも元はといえば教授が作ったシステムの模倣であった。なんにせよ、教授は今日も発明品を作り続ける。目的もないまま。
種子島義時の日記より